「な」から始まる東岐波の方言

【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「な」から始まる東岐波の方言】

方言 意味 用例
~な ~だ 「花壇の花がきれい。」
~なー ~なさいませんか 「もっとよーけ食べなー。」
~なーと ~でも 「ビールなーと飲みさん。」
ないなる 無くなる 「ここに置いちょったら、ないなるよ。」
ないようにする 無くす 「片付けをして、ゴミをないようにした。」
ないようになる 無くなる 「市内からスケート場がないようになった。」
なおす 片付ける。元通りにする。修理する。しまう。  「机の上をきれいになおす。」
ながしゅう 長い間 ながしゅう釣りに行っちょらんのー。」
なぎ 無風状態 なぎじゃけー、暑うてやれんのー。」
なきごと 弱音 「こんとぐらいでなきごといいなさんな。」
なきみそ 泣き虫 なきみそこみそ。」
なげる 放置する。放棄する。 「そねーなもんはなげちょけ。」
なして なぜ なしてあんなことをしたそか。」
~なそ ~なの。「~なほ」とも言う。 「うちダメなそ。」
~なっと せめて~くらいは 「お茶なっと、飲みさん。」
なっぱ 葉物野菜 「お肉ばかりじゃなく、なっぱも食べんといけんよ。」
なにーな そうですね。「なにーね」「なにーの」とも言う。 「やっぱ、なにーな。」
なば きのこ 「山でなばがよーけ採れた。」
なはれ ~してください 「まあ、あがりなはれ。」
なーもなー 何もない 「うちには食いもんがなーもなー。」
なら それならば なら、わしがやるけー。」
なりて やる人。する人。 「役員のなりてがおらん。」
なんぎごと 悩み事 「最近、なんぎごとがおおいい。」
なんじゃかんじゃ なんやかんや 「なんぞかんぞ」「なんだりかんだり」「なんやらかんやら」とも言う。
なんしよるん 何をしているのですか 「そんなとこ座って、なんしよるん?」
なんぞ 何か  「なんぞ、食うものはないか。」
~なんだ ~しなかった 「この前の休みの日はどこにも行かなんだ。」
なんちゅう 何という なんちゅうことかいな。」
なんでもない 大勢に影響がない。全く役に立たない。  「なんでもないこと。」
なんなと なんでも なんなと言うてーやー。」
なんなん 何なの 「あの人なんなん?」
なんぼ いくら。いくつ。 「これなんぼ?」
なんぼでも 際限なく。いくらでも。 「腹が減っちょるけー、なんぼでも食べられる。」
なんぼなんでも いくらなんでも 「なんぼなんでも、あんなことしちゃーいけんじゃろー。あまりにもむごすぎるのー。」
なんも 何も なんもない。」
なんもかんも 何もかも なんもかんもしてもろーてすまんのー。」
~なんよ ~なのさ 「東岐波は祭りがおおいいのが自慢なんよ。」

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