【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「あ」から始まる東岐波の方言】
方言 | 意味 | 用例 |
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あいた | 飽きた | 「マンネリ化しちょるけー、はーあいた。」 |
あおけび | 青イソメ | 「あおけびでハゼがぶち釣れて嬉しかった。」 |
あおじ | 青あざ | 「こけて、あおじになった。」 |
あかい | 明るい | 「空があかい。」 |
あがく | 寝相が悪く、動く。もがく。 | 「蒲団の中であがく。」 |
あかけび | 赤イソメ | 「あかけびはメバルがよう食うよ。」 |
あかはら | イモリ | 「あの溝にはあかはらがようけおるだい。」 |
あく | 飽きる | 「同じことばっかしで、あくのー。」 |
あける | 飽きる | 「あのお笑い芸人は、はーあけたのー。」 |
~あげる | とことんする | 「柿泥棒をどやしあげた。」 |
あこーなる | ①赤くなる。②明るくなる。 | ①「リンゴが熟れて、あこーなった。」②「夜が明けて、外があこーなってきた。」 |
あすこ | あそこ | 「あすこの角を曲がって、2軒目じゃけー。」 |
あずる | 手間取る | 「あずっちょったけー、おそうなったいや。」 |
あたる | さわる | 「火鉢に手があたって、やけどした。」 |
あっから | あちらから。あそこから。 | 「あっからここまで来た。」 |
あっこ | あそこ | 「あっこに行く。」 |
あっこらへん | あそこあたり | 「あっこらへんの農家はみな田んぼをつくっちょる。」 |
あなたー | ねえ | 「あなたーまめでありますか。」 |
あーぬく | 上を向く | 「そんなことしちゃーいけん。あーぬいて、つずをはくようなもんじゃけーね。」 |
あねーな | あんな | 「あねーな人には、なりんなーや。」 |
あねーなー | あの人 | 「あねーなーには、よう言うてきかさんにゃーいけんのー。」 |
あずりまわす | 困ってもがく。困ってあたふたする。 | 「そねー、あわててあずりまわさんでもえー。」 |
あねーこねー | ああだこうだ。いろいろ。「あねえのこねえの」とも言う。 | 「あねーこねー言うて、言い訳すんな。」 |
あねじょ | お姉さん。年上の女性。「あねじょう」とも言う。 | 「ありゃー、うちのあねじょじゃ。」 |
あのそ | あの分。あのもの。あの人。「あのほ」とも言う。 | 「あのそをとってーや。」 |
あわん | ①割に合わない。②性格が合わない。 | ①「あの人は、あわんことはせんって言うちゃった。」②「あねーなーとはあわん。」 |
あらましい | 粗雑な。乱雑な。 | 「あらましい性格じゃのー。」 |
ありこ | 蟻。「ありんこ」とも言う。 | 「砂糖にありこがたかった。」 |
ありゃあー | あの人は。あれは。 | 「ありゃあー、見かけによらず骨のあるやつじゃのー。」 |
ありゃりゃあー | あれあれ | 「ありゃりゃあー、びっくりした。」 |
あれらー | あの人たち | 「あれらーは、あねーなとこに座ってなんしよるんか?」 |
あんきな | ひまな。のんきな。余裕のある。 | 「あんきなもんじゃのー。」 |
あんたかた | お宅。あなたの家。「あんたんかた」とも言う。 | 「あんたかたはもんぜかね?」 |
あんに | あそこに。あちらに。 | 「ほれ、あんにある。」 |
あんと | あのような | 「あんとしちゃーいけんよ。」 |
あんなー | あいつ。あのもの。「あんな」とも言う。 | 「あんなーはどこに行った?」 |
あんねー | あのねえ | 「あんねー、ないしょ話があるんよ。」 |